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2002年4月3日 毎日新聞(夕刊)

独立祝う音色
名古屋のNPO 東ティモールにバンドを派遣


 21世紀初の独立国として“新たな一歩”を踏み出す東ティモールを祝福したい―。今年5月に独立する東ティモールで開かれる「独立祝賀コンサート」を、日本からもバンド参加で盛り上げようと、元南山大生の広田奈津子さん(23)が、NPO(非営利組織)の音楽ネットワーク「環音(わをん)」を、名古屋市内で発足した。すでに出演バンドも決まり「音楽に国境はない。日本の歌で独立を祝福したい」。広田さんはコンサートを心待ちにする。

 東ティモールは、約400年にわたるポルトガルの支配を経た後、インドネシアに支配されるなど混迷の時代が続いた。99年にはインドネシアが独立を承認し、今年5月20日にインドネシアの不法占領から解放を宣言する。広田さんは大学在学中、アルバイト先の友人の下で、現地で支援活動に取り組む人からのメールを読み、同国の実態を初めて知った。

 同国の暫定政府と国連が、独立記念のコンサートで各国から参加者を募っている情報を知った広田さんは「同じアジアの仲間として参加したい」と昨年12月に環音を設立した。ただちにフィリピンのマニラなどの被災地でボランティアコンサートを行っている関西のバンドに出演を依頼。バンドのテープや資料を現地政府に送って参加を申し込んだところ、今年1月に「ボランティアなら出演してほしい」と返事が届いた。

 広田さんは「東ティモールの独立は未来を占う意味でも重要なこと。これを機会に地域紛争がなくなってほしい」と話し、コンサートの成功を祈っている。

 環音では1人でも多くの協力をとカンパを募っている。問い合わせは(052-736-2534)、カンパは郵便振替(00810・8・95180 環音)。


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