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03年、独立から1年を迎えた東ティモール。
東ティモール/リキサにて環音がおこなった祝賀イベントに、現地からアレックスという青年が参加した。日本から赴いていたサダムら演奏メンバーは、会場の片隅でうたうアレックスの音楽に魅せられた。
帰国後---
アレックスが現地語で何を歌っていたのか、明確な意味もわからない。ティモールには郵便もなく、連絡をとる術がない。それでもその曲はサダムらの耳を離れず、「星降る島」と名付けられて日本語の詩で歌われ始めた。「星降る島」はじょじょに広がっていった。
やがて「星降る島」は小中学生にも歌われるようになった。
サダムはアレックスにそれを伝えるべく、04年、広田(環音)とともに東ティモールを再訪。
そこで「星降る島」原詩の意味、彼の体験を聞いた。
「ねえ、仲間たち。ねえ、お偉い方々。僕らが間違ったことをすれば、大地はちゃんと知っているよ…」
うたの始まりはこうだった。資源を巡って大国が起こした戦争、庶民が殺され続けた24年。
優しいメロディのその曲は、軍事攻撃まっただ中に作られた、ゲリラ兵のうただった。
ティモールの人々に話を聞くうちに、サダムと広田はドキュメンタリー映画制作を決意。
映画撮影と平行してアレックス・子ども達とともに山中でレコーディングを重ね、今回のアルバムをまとめるに至った。
アレックスの曲をサダムがアレンジした「真実」、東ティモールに古くから伝わる曲「イネスの朝」、アレックスらと山中で録音した「ライ・ティモール・クラ・イタ」、サダムオリジナルの名曲「サミエロ」と「コスモス」、そして「星降る島」---
ひとつひとつに想いのこもった、特別な一枚になった。
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